長手島は、石川県羽咋市柴垣町にある一周約1kmの小さな島です。
柴垣海岸から陸続きになっていて、その景観から「小天の橋立」と呼ばれています。
海水浴、釣り人、サーファー、散策等で人が訪れる”知る人ぞ知る”能登の穴場スポットです。
長手島を歩くと一番最初に目につくのが白うさぎのモニュメント。
出雲神話の「因幡の白兎」と同じ伝説が長手島にも残されています。
トトロがひょっこり顔を出しそうな森に、渡り鳥の鳴き声、美しい岩場の風景が目を引きつけます。
長手島はゆっくり歩いて約20分で1周できます。
柴垣海岸では長手島に沈む夕陽が見られます。
美しい夕陽は撮影スポットになっており、写真愛好家や、カップルが訪れます。
釣りスポットでもある長手島。
堤防から投げ釣りでアイナメ、カサゴ、クロダイ等が釣れます。
海の特徴は遠浅になっています。
長手島の名物は天然の岩牡蠣。
夏の間しか取れない天然の岩牡蠣は、濃厚で「海のミルク」と呼ばれ、金沢や東京からも買い付けに来るほど有名です。
長手島には古来から「不思議と真水が湧く」と言われ、実際に陸から300mの海底から真水が出ている事が確認されています。
この真水が影響しておいしい岩牡蠣が育つのかもしれません。
岩牡蠣が食べれる時期:6月中旬~8月
柴垣海岸には長手島を挟んで2つの海があり(北西・南西向き)波がいい日には多くのサーファーが訪れます。
また2017年からは市民活動団体「長手島」がSUP(=スタンドアップパドルボード)の体験会等の活動をスタートしました。
天気の良い日の海上散歩は気持ちよく、泳ぐ魚や海底を上から眺める特別な体験ができます。
今後の展開にどうぞご期待下さい。
映画「小さいおうち」(2014年公開)のロケが羽咋市内で行われ、
主演の妻夫木聡さんらが長手島を訪れました。
山田洋次監督は自ら長手島を下見してロケ地に決定したそうです。
山田監督が惚れ込んだ長手島の景観をぜひご覧下さい。
長手島は車で走れる柴垣海岸から陸続きになっており、島の手前まで車で行くことができます。
※海が荒れている時は、海岸の状況に注意しながら走行して下さい。
年に4回、長手島の清掃活動を行っています。
観光客に綺麗な海を見てもらう事を第一に考えながら、参加者へゴミ問題に関する社会教育も行っています。ゴミの回収活動を通じて、ゴミ問題は捨てない事で解決するという気付きを与え、”捨てない人を増やす”活動を行っています。
清掃活動の日程はFacebookページをご覧ください。
SUPはスタンドアップパドルボードの略で、簡単に言うと大きなサーフボードに立って乗り、オールで漕ぎながら進むマリンスポーツです。
2017年に羽咋市及び近隣市町の親子を対象として体験会を開催しました。
その他、週末を中心に一般の方へのSUP体験プログラムの提供を行いました。
今後も更なる活動を予定していますので、ご期待下さい。